Vol. 1 to 5
Vol. 1 ねこのチョコレート箱
第一弾は猫! 猫を飼っているがゆえ、ネコモノには目がないんですが、これ程
かわいいのにはなかなかお目にかからないでしょ?猫を飼っていない友人にも
見せたのですが、かわいい~!と言ってもらいました。
これは、秋に買い付けに行ったドイツのスーパーで見つけました!
B5サイズくらいで結構大きめです。薄い箱の中には、ラングドシャー型のミルク
チョコレートが入っていました。(もちろん、中身もおいしかったです。)
現地に住んでいるディ-ラーのKさんに見せたところ(彼女も猫を飼っている)
彼女も買ったということ。共通の知り合いのディ-ラーFさんも買ってたよ~、と
言っていました。みんなめざとい!空港にも売っているらしいので、ドイツに行か
れる方はぜひ探してみて下さいね~。猫好きの人のお土産にも最適ですよ!!
(後日談:最近はカルディとかでも売ってます♪ 違う色のバージョンもある!)
Vol. 2 マロンペーストの缶
この小さい缶には栗のあま~いペーストが、大きな缶には(多分)水煮の栗が
入っています。結局、大きな缶の方は開けずに何年か過ぎてしまいました・・・。
缶の他にチューブタイプになっているものも見たことがあります。
3個入りの小さな缶はフランスのスーパーで買い(その後、違う味のを友人からも
もらいました。味がいろいろあるらしい。)大きい方は当時イギリスに住んでいた
友達から。。。英語表示もあるから輸出用にも作っているんでしょうね。
昔から変わっていないデザインなのかアールヌーボー調のレリーフに、イガイガの皮が
ついた栗のイラスト。(日本なら皮を取った栗が描かれていそうなのに。)
脇には栗の子供!?
なんだか滑稽なのに、オシャレ~に見えてしまうのは、さすがフランス!
マロンペーストと言うとフランス、という感じがするのは、以前ボンママンの栗ジャムに
はまって毎日毎日食べていたせいかも。うちにはあの茶色チェックの蓋の瓶もたくさんあり
ます。(クレープにつけて食べるとおいしい!)
Vol. 3 イタリアのキャンディの缶
1950年代のおもちゃのパッケージについていそうなイラストが描いてある缶。
ほとんど原寸大です。買付けでヒースロー空港のカフェのレジ脇に置いてあったのを
買いました。
しかし、よく見てみるとイタリア製でした。イタリア、というのはノスタルジックな
柄が多くて気に入っているパッケージも多いのですが、なぜか他の国で買うパターンが
多いです。
イタリアへ行ったのはずいぶん前になるのですが、期待してスーパーやお店に入ったけれど
思ったよりそそられるものがなかった記憶があります。うーん、何だか不思議。
この缶、中に入っていたのはブラックベリーに形が似たキャンディだったのですが、その
お味というのが・・。
あまりに強烈でびっくり! みなさんはmolasses(モラセス)というのをご存知でしょうか?
辞書で見ると、”糖みつ”となっているのですが、日本ではほとんどなじみのない味。
以前、友人が外国のおみやげで”ハリボー”というグミを買ってきてくれた時にこの味で、
(やっぱり黒でした)う~ん、すごい味!と思ったのですが、なかなか説明しにくい味なのです。
なんとなく、中華料理のスパイスの八角に似ているような気がします・・・。(”ハリボー”は
今はソニプラなど日本でも手に入るので、興味がある人はチャレンジしてみて下さい。
お勧めはしませんが!)
そのモラセスに、さらに、”激烈スーパーミント”とでも呼びたくなるようなミント味を足した
ような味が、この缶に入っていたキャンディでした。
(申し訳ないけれど、とても食べ物とは思えない味でした・・・)
イタリアのどんな人が、このキャンディを食べるのでしょうか?・・・この缶とのあまりのギャップに
想像は膨らむばかりです。ちなみに、原材料表示の所は全てイタリア語で、全くわかりません。
Vol. 4 サン・ベネディッティ~お水のボトル
このボトルはひとめ惚れです! たまたま二回イタリアものが続きましたが、これは西荻窪の酒屋さんで
見つけたのです。
まず、このピンクの色が好きです。この中間色ってあまりプラスチックには使われないような気がする
んですよね。もともと、ピンク・赤・白・水色の4色が入っている色合わせに目がなく、昔のエビアンの
パッケージが大好きだったのですが、エビアンはこの何年かでパッケージが数回変わっていて書体も含め
どんどんシンプルになってしまい残念です。このサン・ベネディッティのは、何だか昔っぽ~い。
変わらないでほしいな。。。と思います。
ロゴも大好きだし、つばめのモチーフもいい。よく見るとちょっと田舎くさいお花もポイントになって
います。
そして、このボトルの形! 1960年代!? スペーシーではありませんか!
ちなみに下のブルーのボトルはガス入り。こちらのパッケージはちょっと現代っぽく感じます。
味自体はガス入りもガスなしも比較的くせがなく飲み易いです。
とは言え、実は私はものすご~く癖のあるお水が好きです。日本の軟水のお水はあまり好きではありません。
ヴィドヴィレールやコントレックスなどカルシウム分がたくさん入っている味が好きなのです。
Vol. 5 DEMEL すみれの丸箱
お菓子のパッケージが好きな人で、DEMEL(デメル)を知らない人はいない!というくらい有名な
オーストリア宮廷ご用達のチョコレート屋さん。
東京では表参道にお店があるのですが、バレンタインの時期になると全国のデパートなどにも出店して
いるのではないでしょうか?
数々の素敵なパッケージがありますが(またの機会にお見せしますね)その中でも一番気に入っているのがコレ。
仲のいいお友達が6,7年前にウイーン本店に行った際に買ってきてくれたお土産です。
中身のお味の記憶は定かではないのですが、すみれの砂糖漬けが入っていたような・・・!
1800年代後半のアールヌーボーの影響を受けたデザインです。ちょうど、この頃のウイーンは世紀末美術の
都として華やかな時代だったことでしょう。
前回(5月)初めてオーストリアに仕入れに行ってきました!短い滞在だったのですが強行スケジュールの中、
”デメルだけは絶対はずせない”と思い、行ってきました~。当時と変わらぬままの佇まい、中も100年前に
トリップしたかのように素晴らしく豪華さがありつつ、とてもかわいらしいお店でした。
奥にはサロンが併設され、私は”ザッハトルテ”ならぬ”デメルトルテ”を注文。思った通りのしっかり甘ーい
チョコレートケーキ。もちろん生クリームも別注文して、砂糖抜きのクリームで甘さを緩和して食しました。
(甘かったけどおいしかったですよ!)
ちなみに、次の日にちょっと時間ができたのでザッハへ行き、ザッハトルテも試してみました。こちらは
真ん中に甘酸っぱい杏?のジャムが入っていて、ちょっとさっぱり。チョコレートの甘さを緩和してくれます。
ザッハの方が甘いかな~と想像していたので予想外でした。
ザッハは高級ホテルらしく格式高い店内。普段高級ホテルに縁のない私でも一度泊まってみたい!と思いました。。。